TOPLive ReportTour 2005 ⇒ pocoさんのレポート Himajin's Bryan Adams Page

「poco」さんからのライブレポート

投稿者のお名前 pocoさん
性別など ちょっとおばさん(でも、心は18歳)
コンサートの日時 2005年 7月10日
コンサート会場 Frontier Field (Rochester,NY)
会場での投稿者の場所 前から2列目
コンサート総時間 約1時間30分

デフ・レパードとのダブルヘッダーで行われた、アメリカニューヨーク州ロチェスターでのコンサートに行ってまいりました。

まず、なぜわざわざアメリカまで行くことにしたかをご説明します。
ブライアンのコンサートは、92年から来日すれば必ず行っていた私。でも「18 Til I Die」ツアー以降、行ってはいたものの、ブライアン何だか変わっちゃた・・・という気がして、日頃あまりブライアンを聴かなくなっていました。

そんな中入ってきた5年振り来日公演のニュース。聴かなくなっていたとは言え、やっぱり行きたいブライアンのコンサート。4/27武道館チケットはどうにか入手。
いつも一緒にコンサートに行っている友人Sが「4/23の追加公演も行かない?」と誘ってくれたのにも関わらず、「一回でいいや」と断ったのです。

アルバム「Room Service」をあまり聴きこんでいない状態のまま迎えた4/27。
2階席後ろから2列目という史上最後列だったけれど、最高のコンサートでした。
ブライアンの、いつも通り観客と一緒に盛り上がるパフォーマンス、楽しそうに歌う姿を見て、「あ〜、やっぱりブライアンいいわ〜!!」。
そして、会場全体が見渡せるので、みんなが立ち上がって大合唱しているのも、腕を振り上げているのもよく見えるのです。今自分と同じ気持ちの人がこれだけ大勢いるんだ!と思うと、鳥肌が立つくらいの感動でした。

そしてこのコンサートで、あまり聴きこんでいなかった為に歌えなかった曲もあったし、おなじみの曲でも聴きまくって自分の気持ちを高めた状態でコンサートに行きたかった・・・とひどく後悔したのです。

このHimajinさんのサイトもコンサートに行く2日前くらいに初めて覗かせていただき、コンサート後は皆さんの熱いメッセージに更に感動していました。
それと同時に、次はいつ来てくれるのだろう、もしかしたら5年以上待たされるのではないか、一生来てくれなかったら・・・なんて勝手にネガティブに考えていたのです。

そんな中知った今回の全米ツアー。日程を見てみると、友人Yが住むロチェスターでも行うとのこと!Yも以前ブライアンファンで、一緒に武道館に行ったことがあったので、早速連絡しました。
アメリカまで行くべきだろうか、とも一瞬考えましたが、今行かなきゃ今度いつブライアンに会えるかわからない!と思ったし、Yが歓迎してくれたので思い切って行くことにしたのです。

旅行日程を考えている時に、今度は「Open Road」と「American Woman」のプロモーションの為、何都市かでサイン会を行うということがわかりました。その中にロチェスターの文字を見つけた時は、興奮のあまり体温が上がっていくのがわかりました。

・・・と前置きが長くなり過ぎました、ごめんなさい。
そんな訳でアメリカへ。サイン会のことは以前掲示板に書いた通りです。
14時から(実際は15分早く始まった)のサイン会での夢のような時間の後は、いよいよコンサート!

会場となるFrontier Field球場に着いたのは、17:30開場の一時間と少し前でしょうか。
既に100人以上はいたと思います。でも、多くの人のTシャツにはデフ・レパードの文字が。と言っても、ストーンズのキャップ、KISSのTシャツ・・・何でもありといった感じでしたが、どうもみんなデフ・レパードファンの匂いが。ツアーグッズの売場も、7割がデフグッズ・・・ということで、ブライアンはアメリカでは人気ないのか・・・コンサートでブライアンファンがいなかったらどうしよう、と不安になりながら開場を待ちました。

いよいよ開場して、私達(友人Yと、デフ・レパードファンだったというYのダンナ、J)はステージ中央から向かって少し右寄りの前から4,5列目を陣取りました。
目の前は女の子だから見えるな、と安心していると、来るわ来るわ、連れの男の子達。
ビールなんぞを買って合流してきたのです。その上、デカイ。
ま、でもどうにか工夫すれば見えるので、その場所にとどまりました。

18:30からRandy Colemanというアーティストが前座で登場。もう一人連れてのツインギターで、なんとなくブライアンに似ていると言えば似ているような。
彼が歌っている間観客はじーっと動かず、聴いてるのか聴いてないのかわからない感じなので(決してノリの悪い曲ではない)、「みんなこういう道を経て大きくなるのね、頑張れ」と思っていたら、曲が終わると結構みんな熱い拍手を送っているので面白かったです。
加えて笑えたのは、Randyのパフォーマンスが終わって次のデフ・レパードの登場を待っている間、ぎゅうぎゅうの観客の中を一人の男性が横切ろうと入ってくるのです。

また?と思ったら、RandyのCDいかがですか〜って売りにきたのでした。
いや、あれは移動が大変そうでした。
その数分後、今度は女の子2人が横切ろうとするので、周りが少し文句を言うと、「RandyのCD買いたいの〜」と。 そんな感じでとにかくしょっちゅう人が出たり入ったりして、それによって見えづらくなって落ち着きませんでした。タバコを吸ってる人もいるし、いろいろ日本と違って驚きの連続。

そして19:15デフ・レパード登場。今まで黙ってRandyを聴いていた観客がうぉぉ〜っと一気にヒートアップ。と言っても、背の低い私は自分のすぐ周りのことしかわからなかったのですが。
私はといえば、デフ・レパードのヒット曲せいぜい2、3曲聴いたことがあるくらいだったのですが、周りのみんなノリが良いし、いい感じで90分のパフォーマンスが終わりました。

すると、前方にいた一部の観客が帰るらしく、ぞろぞろと抜けていくではありませんか。
しめた!とばかりにその隙間をぬって、もう少し中央寄りの前から2列目まで移動することが出来ました。

そして21:00いよいよブライアンが登場!黒いTシャツにジーンズと、4/27の武道館と同じ出で立ち。残念ながらパンツは見えなかったな(笑)。

4月と同じバンド構成で、一曲目は「One Night Love Affair」。その後はヒット曲のオンパレード。単独公演でなく90分という限られた時間だし、ブライアンファン以外の人もいることを考えると、納得の選曲でした。以下セットリストです。

  1. One Night Love Affair
  2. Somebody
  3. 18 Til i Die
  4. Can't Stop This Thing We Started
  5. Kids Wanna Rock
  6. Summer Of '69 ←また69の話してた(笑)
  7. Back To You
  8. (Everything I Do) I Do It For You
  9. This Time
  10. Cuts Like A Knife
  11. When You're Gone
  12. This Side Of Paradise
  13. Heaven
  14. It's Only Love
  15. The Only Thing That Looks Good On Me Is You
  16. Run To You
  17. Straight From The Heart
  18. All For Love
  19. The Best Of Me

お恥ずかしい話「When You're Gone」までは、盛り上がりながらも、自分がステージに上がったら何話そう、と真剣に考えていました(笑)。
いよいよお相手選びの時が。20年前にスポーツテストでやった垂直跳び以上に、それはもう頑張りました。跳んだ跳んだ! しかし残念ながら、全く別方向にいたピンクのキャミソールをお召しの学生のお嬢さんが選ばれました。決して上手ではなかったけれど、歌詞もしっかり覚えていたし、ノリも良くて、見ていて気持ち良かったです。

あとでYに聞いたのですが、私が我を忘れて跳びまくっていた時、周りの人たちがみんな「この娘を選んであげて」って私のことを指差してくれていたそうです。
開場してからの待ち時間に周りの人たちと話していたので、わざわざ日本からやって来た私に同情してくれたのでしょう。感激しました!

最後はやっぱり「The Best Of Me」。ブライアンがステージから降りてきて、私の目の前で柵に上ってみんなとハイタッチ!(英語ではhigh fiveと言うそうです)私は出来なかったので、腕やら胸をタッチ!

ブライアンが私のすぐ隣にいた女性にどんどん顔を寄せていって、あわやキス!!??という状態でした。後で彼女にキスしたの??って聞いたら、彼女も何が何だかよくわからなくなっていたようでした。してなかったと思いますけどね。私だったらもう、間違いなく自分からいっちゃったのになぁ、なんて(笑)。

こうしてブライアンのパフォーマンスも終了。
今回は完全燃焼出来ました。行く前から当然私の気持ちも盛り上がっていたので、4/27の後のような後悔はもちろん全くなし!

ところで、ブライアンが話していましたが、ロチェスターは彼がブレイクする前にプレイした町の一つという事で、思い入れがあったようです。

デフ・レパードの時より盛り上がっていた、とはJ談。その上、ブライアンの方が良かったと!朝まではブライアンには殆ど興味がなかったのに、サイン会でブライアンのナイスガイぶりで株が上がり、コンサートですっかり魅了されたようでした。

あと、女性ファンの割合がかなり高かったようです。それも若いコが多い気がしました。でもみんなよく歌ってましたね。男性もいたけれど、女性ファンの連れが多いのかもしれません。

そして、コンサートではきっと写真が撮れるだろうとカメラを持参して大正解!
もうホント撮り放題。私が集中出来るようにと、代わって写真を100枚近く撮ってくれたJに感謝!
Yもこのレポートを読んでくれると思うので、この場を借りて改めてお礼を言わせていただきたいと思います。色々アレンジしてくれてありがとう!本当に感謝してるよ〜。
Jには翻訳して伝えてね。

今回生まれて初めての海外でのコンサートだったわけですが、思っていた以上に盛り上がって楽しかったです。テレビでしか見たことのなかった、肩車してもらう女の子、というのも見る事が出来たし。また、チャンスがあれば海外行きたいですね。

でも、日本でのあの一体感、あの感動はまた別物。
サイン会で「また早く日本に戻ってきてね」とお願いした私に、ブライアンが言ってくれた「Don't worry, I'll come back soon. I love Japan.」という言葉。
この言葉を信じて待ちましょう!ブライアン、頼む!来年お願いします〜。

〜最後に〜
レポートと言っていいのか、なが〜い感想文になってしまってスミマセン。その上一ヶ月近く経ってしまい、詳細は忘れ気味・・・。自分を「若い女性」にするか「ちょっとおばさん」にするかでまず足踏みしてたので(^^;)
同い年の友人Sに聞いたら「若い女性」にするには胸が痛むと言われ、断念しました(笑)。



投稿日: 2005年 8月 8日 [月]

 TOPLive ReportJAPAN Tour 2005⇒poco (C)Copyright 1996 - 2023 Himajin